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人生常に崖っぷち!世界を旅する系男子ゆーとの世界放浪ノマド奮闘記

クアンバ(Quan Ba)地区でベトナムの伝統と自然に触れる旅【ハザン省】

ベトナム北部ハザン省

 

自然も多く美しい場所だけど、アクセスの悪さからサパなどに比べれば、まだまだ訪れる人は少ない土地。

 

特にハザン市から60キロほどのクアンバ地区は、この地区の拠点となるハザン市からかなり近いこともあって、せっかく訪れても昼食だけ食べてすぐ移動。みたいな旅のスタイルを取る人も少なくない。

 

でもこの土地には、訪れずに帰ってしまうにはもったいない場所がいくつかある。

今回は辺境の地の、さらに辺境の場所をご紹介していきたい。

 

ルンケイ洞窟(Lung Khuy Cave)

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まず紹介するのは、クアンバ(Quan Ba)の近くにある洞窟ルンケイ(Lung Khuy Cave)。

 

地図アプリは信用ならない

この洞窟。ハザンの観光地としては、いやベトナムの観光地にしては、と言ってもいいくらい割と整備された観光地。

ちゃんとした道路も通っているのだけれど、Google Mapとか、旅人に人気のMapsMeとかとの連動はイマイチ。というかここに限らずベトナムにいるとGoogle先生が嘘を吐くことも多い。

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ナビに頼ると、こんな辺境の道を突っ切る道に案内される。まぁ確かに最短なんだけど、岩だらけでベッコベコな上、こけたらそのまま滑落しそうで結構怖い。

 

正しいルート

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正しいルートは、上の○印つけたあたり。

クアンバの街を大通り沿いに抜けると見えてくるガソリンスタンドのちょっと手前あたりだ。

 

 道なりに進む

ちゃんと道に入ったら、あとは基本的に道なりにずーっとまっすぐ行けばいい。

村に入るとすぐ駐車場が見えてくる。

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バイクで来た人は、ここにバイクを止めて洞窟探検に向かうことになる。ちなみに英語の看板はない。Xe Mayがバイクの意味なので、そう書いてある場所に止めよう。5000ドン。

 

駐車場からは徒歩で

バイクをおいたら、洞窟までの道をテクテク歩く。

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ちなみに洞窟までの道のりは結構厳しい。

 

洞窟っていうと、山の下の方にあるってイメージが強いと思うけれど、ここの洞窟は山の上の方にある。

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上の写真も登ってきたから、振り返って撮ったもの。

結構急なのがわかってもらえるはず。

 

入場料は50000ドン 

ただこのあたりは本当に整備されているので、この道も相当に登りやすい。体力次第な部分はあるけれど、20分もあれば洞窟の入り口にたどりつくと思う。

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入場料は50000ドン(250円)。

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内部の様子

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この洞窟。規模としてはかなりのもので、相当巨大な鍾乳洞靴だけど、しっかり整備された歩道というかプラットフォームがあるために、あまり冒険感はない。

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ただ鐘乳石サイズ感とか、洞窟の広々した感じは、今まで訪れたオーストラリアやカナダなんかの洞窟と比べてもかなり上位に入ると言っていいレベル。

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 見てこの広々した感じ。

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地底湖に続く道など、一部非常に狭かったり、天井が低いところはあるものの、基本的には普通に立ったまま探索できるのでしんどさは感じないはず。

 

ルンタム(Lung Tam)でモン族の伝統工芸に触れる

クアンバエリアでのもう一つの見どころがルンタム地区にあるLinen Cooperativer。

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ここは昔ながらの伝統的なやり方でモン族の人たちの伝統装束を作っている。

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木の皮をより分け、それを糸につむぎ、布にして、出来上がった布を使ってカバンや、財布などにして販売している。

 

商品は一個1500円くらいからなので、ベトナム基準で考えれば確かに高いけど、全行程手作業であることを考えれば安いと思う。

 

孤児たちも働く

ちなみにここの工房自体、上がった収益で孤児たちを助けるために設立されたもの。

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工房のオーナーは今も、25人の孤児たちの世話をしているという。

 

孤児が多い地域

実はこの地域、親世代が某隣国に連れて行かれたまま帰らなかったりして孤児が多い地域。彼女らは午前中は学校に通い、学校が終わった午後からはこうして作業を手伝っているのだ。

 

まとめークアンバ地区オススメルート

さて、クアンバ地区には以前、記事でも書いたザオ族の村ナムダム(Nam Dam)もある。

www.tabigurashi.com

 

この街を含め、行けるところは集中してるので、

  1. 朝ハザンを出発
  2. クアンバで昼食
  3. 洞窟探検
  4. 伝統工芸見学
  5. ナムダムに宿泊

というようなコースをオススメしたい。

 

この地域には美しい景色、伝統工芸とベトナムらしさがギュッと詰まったエリアになる。

 

 

サパなどのような観光地での、しつこい客引きに疲れた人には、ぜひこの地域を訪れてみることをオススメしたい。