タイで銀行口座開設!?「Krungsri」銀行に行ったらビザ無しOKでぶったまげた話
海外滞在も長期になってくると、困るのがお金の管理。
できることなら行く先々で銀行口座を持ちたいと思ったりするのだけれど、海外で銀行口座を開く条件というのは年々厳しくなってきていてこれが案外難しい。
かつては緩かったというタイも、今となっては多くの銀行がタイで働いていることを証明するワークパーミット(WP)や、家を借りていることを証明する賃貸契約書などを要求するようになっていて、僕のようなノマドや、日本に拠点を持ちながら海外に滞在している経営者の人にはこれが結構難しい。
しかしそんなタイにも、まだ銀行口座が作れる方法がある!しかもノービザで!
というわけで今回はタイでビザ無しで銀行口座が作れる「クルンシア(Krungsri)」銀行で口座を作ってみようと思います。
最初にノービザでの銀行口座の開設に必要なものをまとめておくと、以下のようになります。
- パスポート
- タイの住所(ホテルの住所可)
- タイの電話番号
- 1000タイバーツ(3000円程度)
これだけ。これさえ用意しておけばタイで使える銀行口座が、20分くらいで作れます。
ちなみにキャッシュカード、通帳は即日発行です。
Krungsri銀行(アユタヤ銀行)とは
さてアユタヤ銀行の名前でも知られるこのクルンシア銀行、タイでは5番目に大きな銀行です。
元は華系財閥のラタナラック家の資本でしたが、2013年に三菱ファイナンシャル・グループの子会社になっています*1。
そんなこともあって、日本語の公式ホームページが用意されているなど、日本人にとって使いやすくなってるんですね。
たくさんの日本語スタッフ設置店
その一つが日本語スタッフ配置店の多さ。
業界1位のバンコク銀行でも、日本語デスクはシーロムにある本店のみですが、公式ホームページによれば、アユタヤ(Krungsri)銀行の場合は、バンコク市内に実に7カ所もの日本語スタッフ配置店があるといいます。それが
の7つ。
イオンシラシャ ショッピングモールはバンコクとパタヤの中間あたりにあるので、街の中心部からは少し離れていますが、基本的にはどの店もサイアムや、アソーク、トンローといった日本人の多いエリアに集中しているのでアクセスはしやすいと思います。
エムクオーティエ支店へのアクセス
さて、その中でも今回僕が訪れたのが3番のエムクオーティエ支店。
BTSというスカイトレインをプロンポン(Phrom Phong)という駅で降りてすぐのところにあります。
BTSで来た場合には、この北側の入口から出て。
駅と直接繋がっている2階(表示階は1階)の出入り口から入り
この通路の奥に見えるエスカレーターを3階まで上ると
3階に上がってすぐ右手に見えるのがアユタヤ銀行の支店です。
開設した銀行口座
さて今回開設した銀行口座。ノンレジデント(タイ非居住者)口座という銀行口座になります。
デポジットアカウント(The Deposit Accout)という名称になりますが、普通にデポジットアカウントを作りたいというと、ワークパーミットなどが必要とする通常の銀行口座を作ろうとしてするので、最初から「ノンレジデント口座を作りたい」「ワークパーミットはない」などと伝えるようにしておくとスムーズでしょう。
日本語スタッフが常駐しているので、日本語で構いません。
日本語デスクへ行こう
入口から入って左側が銀行口座などの開設窓口。
案内してくれる人に、日本語が話せる人でとお願いすれば「日本語デスク」に案内してくれます。
日本人スタッフ3名在籍
話を聞くとエムクオーティエ支店には、3名の日本語スタッフが勤務していて、そのうちの2人は常駐する形になっているので、言葉に不安がある人も問題は無さそうです。
銀行口座の開設に必要なもの
この非居住者用銀行口座を作るのに必要な公的な書類は「パスポート」これだけです。あとはタイの電話番号と住所(ホテルの住所でいい)だけあれば開設が可能です。
書類の記入は簡単
あとは書類の質問に答えていきます。基本的には収入源とか、使用目的などの基本的なもの。日本語で丁寧に説明してくれるので心配は要りません。
といっても基本的にはチェックマークを入れるか、サインするだけなので、むしろ日本での銀行口座の方が面倒に感じられてしまうほど。
その後口座に入れるデポジット500バーツ。手数料200バーツ。そして年会費300バーツを支払ったら口座の開設手続きは完了です。
書類を書いてしばらくすると、カードと通帳は即日発行。所要時間はおよそ20分ほどです。
口座開設のメリット、制限された機能
さてこの銀行口座。めちゃくちゃ簡単に作れるだけあって、利用方法は多少制限されています。
基本的には窓口での出入金。ATMの利用といったことがメインで、金利などはつきません。ただ一回200バーツを超える手数料をかけず気軽に出入金ができるのはそれだけでも長期滞在者としてはありがたいところ。
頻繁にタイに遊びに来るような人も、いちいち日本円に戻すようなことをせず、次回のために口座に入れておけるのもいいですね。
まとめ
アユタヤ銀行の非居住者銀行口座は、機能は制限されてはいるものに長期滞在者やタイに頻繁に遊びに来る人にとっては非常に便利なもの。
タイで起業している人に聞くと、銀行口座の開設は年々厳しさを増しているといいます。
海外に長期滞在する上で、銀行口座を一つ持っておくと便利なことは多々あります。
超簡単にできるバンコクでの銀行口座開設。試してみる価値はあるでしょう。