カナダ、ニュージーランド、オーストラリア。ワーホリに行く前に知っておきたい寒さ対策
北ベトナムの冬はそこそこ寒い。
実際に訪れる前は、東南アジアといえばどこへ行っても熱帯で、寒いというイメージは全くなかったのだけれど、実際に来てみると寒いところも少なくない。
(Yukon canada, taken by D800)
旅をしてきて時折直面するのが寒さの問題。
暑いのはどうにもならないとは言っても、日陰に入って隠れていれば、まぁ、なんとかなる。
でも十分に装備のないまま寒さに直面すると、どうにもならない。準備は不可欠になってくるのだ。
思い返えせばカナダ、ニュージーランド、オーストラリアというワーホリ人気三カ国でも、その度に、その国ごとの寒さに直面してきた。
というわけで、今回はこれらの国での寒さ対策についてまとめてみたいと思う。
カナダ
寒いというイメージのあるカナダ。
じゃあ、実際寒いのか?と、言うと…
まぁ、寒いよね(真剣)
僕の場合、住んでいたのはユーコンというアラスカの隣にある州だったのだけれど、冬の間の寒さは−40度を超えた。いや、下回った。
−40度と言っても想像つかないかもしれないので、補足すると、マグロとか凍らせる大型の冷凍庫が−20度くらいなので、その倍くらい寒い。
ジョニーが凍る
もっと言えば、お外で用を足そうとすればジョニー*1が大変なことになるくらい寒い(下手すりゃモゲルかも)、鼻毛が凍るくらい寒い。バナナで釘が打てるもんね、ガチで。
そんな国だから、寒さ対策はマジで重要。命に関わる寒さなのはワーホリ三銃士の中ではカナダだけだ。
厚手のジャケットを用意しよう
じゃあ実際どのような防寒具が必要かと言えば、最低でも厚手のジャケットはいる。
カナダは室内の防寒対策は基本的にしっかりしているので、意外かもしれないけれど、家の中では寒さを感じることはほぼない。むしろ家の中は暑いことすらあるくらい。
なので、寒さ対策は基本的には家にいる時だけと考えて大丈夫。
街中で暮らす人であれば、大量の服を着込むよりは、性能のいいジャケットを一枚持っておく方が体温を調整しやすくて便利。
具体的な高性能ジャケットのアイディア
僕の場合、カナダに初めて行った時は物欲の奴隷だったので、どえらい高いカナダグースのジャケットを買って着ていたけれど、現地では防寒具は必需品なため、少し安くても高性能な防寒具はある。
防寒対策がメインで、見栄えはそれほど重視しないならMark's Work Warehouseというホームセンターで売っている防寒作業着などでも十分に性能のいい服が揃うのでオススメです(と言ってもカナダグースもジャケット一枚着るだけで−25度とかで出歩けていたので、使い勝手は非常に良かったけど)
日本から買っていくといいもの
日本から持って行ける防寒具だとオススメなのはヒートテック系の防寒具。
僕が持ち込んだのはユニクロのものだったが、これを一番下に着ることで、実際に極北のカナダで生き延びるのに随分役にたった。
実際に着込むアイディア
服の着方としては、町中メインで長時間外に出ることがない人であれば、帽子、マフラー、厚手の高性能ジャケット、ヒートテック、手袋を上半身。厚手のズボン、ヒートテック、靴下、冬用の靴を下半身に着込めば大丈夫。
(yukon Canada ,Taken by Adventure Milo)
僕のように極北の寒い地域で、しかも外で過ごす時間が長いなら、帽子とバラクラバを頭に、ヒートテック、フリース、ウインドブレーカーを着込んだ上から厚手のジャケットを上半身に身につけ、下半身はヒートテックとスキー用ズボンを履いて、厚手の靴下を履いて、少し大きめサイズの冬用の靴(場合によっては靴下を二枚重ねをするし、足と靴の間に空気の層を作っておく暖かい)を履くといい。長いな!?
写真を撮る人は
あ、ちなみに写真を撮る人とかはバッテリーを複数持っていくか、外付けのバッテリーパックを持って行きましょう。
カナダはめっちゃ寒いので、バッテリーがすぐ使えなくなります(懐で温めれば治る)
これはリチウムイオンの中に入っている液体が冷えて使いものにならなくなるから
寒さが苦手ならバンクーバーでも
寒さが気になる人は、冬の間は日本人に大人気のバンクーバーに行くってのも手かもしれない。バンクーバーはカナダの中では寒くなくて、平均気温も8度くらい。ほとんど雪も降らない。
まぁ、その温暖な気候のせいで、バンクーバーは冬の間カナダ中のホームレスが集まるホームレスシティーになるんだけど。
バンクーバー以外も楽しいよ?寒いけど。
ニュージーランド
なので、寒さ対策も基本的にクライストチャーチ以南の南島ということになるので、ご了承を。
南半球であるニュージーランドは、南に行けば行くほど寒くなります。
クライストチャーチは中心よりは若干南に位置しているので、冬はそれなりに冷えます。
深夜には霜が降りることもあるけれど、気温がマイナスになることはほぼないので、あまりごつい防寒具は必要ないですね。
気温差に気をつけろ
クライストチャーチの場合、問題なのは気温差が激しいこと。
朝はダウンを着るほど寒いのに、昼間になるとTシャツにならないと暑いなんてこともよくあります。
なので言われるのが玉ねぎみたいに着込むこと。
あまりちゃんとした防寒具は着ずに、薄手の服を重ね着する方がいいってことですね。
室内がめちゃ寒い
あとは建物の防寒設備があまりしっかりしてないので、家の中にいるのに寒いんだよね
住んでた家では、がんがん薪を燃やしているのに、室内で息が白くなってた。
というわけで、寝巻きも暖かいのがいる可能性が高いし、室内着用にも暖かい服を用意するのがベスト。
個人的にはカナダよりも寒く感じることも
カナダより寒さを感じることが多かったのは、以外にもニュージーランドが一番でした。
オーストラリア
オーストラリアで寒さって思うかもしれないけれど、オーストラリアは国そのものが大きいから地域によって寒さを感じる地域はある。
北部の方は年中暑い。ケアンズとかその周辺の地域なら夏でもTシャツで過ごせるし、海でも泳げる。
ただ南の方に住む人ならば、冬の間はそれなりに冷え込むので、ダウンジャケットなど防寒具を用意した方がよくなる。
ブリスベン以南は防寒具も必要
具体的に言えばブリスベンより南の方に住む人なら、防寒具を用意すべきだろう。
メルボルンなどは冬の間、相当冷え込むこともあるので、オーストラリアだからと甘く見ない方が良い。
まぁ、寒さに弱い人は冬の間、ケアンズとかダーウィンとか北の方に行ってビーチでのんびりしててもいいと思うけどね。
まとめ
さて、一口に寒さ対策と言っても必要になるのは案外国によって異なるもの。
個人的な経験から言っても、気温で言えば飛び抜けて寒いカナダより、普段は温暖なニュージーランドの方が温度差で辛いというのも意外な経験でした。
暑いのに強い人に比べ、寒さに強い人はさほど多くない。
しかししっかりとした準備をしさえすれば、寒さというものはそんなに強くなものです。
しっかり準備してワーホリ生活を暖かく過ごしてほしい。
*1:男性の大事な部分のこと