ゆーとの旅ぐらし

ゆーとの世界たびぐらし

人生常に崖っぷち!世界を旅する系男子ゆーとの世界放浪ノマド奮闘記

ベトナム、ホーチミンからハノイをバスで旅して。

ホーチミンからバスに乗り、ようやくハノイに辿りついたのは出発から丸二日たった朝のこと。今から向かっているのは、ここからバスを乗り換え、さらに7時間ほど北に進んだ小さな町。この町で住み込みで英語を教える話が持ち上がったからだ。

 

正直なところ、北米大陸カナダを4日以上かけてバスで横断した自分にとって、東南アジアの国であるベトナムの街から街の移動であれば、大したことはないと勝手に思い込んでいた。しかし実際にやってみると、今回の移動距離はほぼ2000キロにも及ぶ。札幌から福岡までが2050キロちょっとだから、移動距離で言えば軽く日本を横断したのと、ほとんど変わらない。

 

しかしこの移動距離から考えると、意外と体は疲れていない。一つは個人的に高速バスでの移動に慣れているということもある。日本にいる頃も格安高速バスは良く使ったし、カナダやオーストラリアでもグレイハウンドと言われる会社のバスで良く移動した。中でも最悪だったのは、カンボジアシェムリアップからシアヌークビルに向けて乗ったバスだ。ベッドで寝れる夜行バスという触れ込みだったのに、なんと知らない人と同じベットという恐ろしいバスで、ガチムチカンボジア人の横で身動ぎ一つできない眠れぬ夜を過ごすこととなった。

 

高いバスの快適性

だが一番の理由は、ベトナムで普及している高速バスの快適性にある。

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今までに乗り継いだ多くのバスが二段ベット式で、個別に分かれたシートが三列。寝るときにはフラットとまでは言わないが、相当傾けることができるので、寝心地もいい。

多くの車両にWifi付き

トイレが付いているかどうかは、車体によって分かれるが、基本的にはこのシートにWIFIが付いていることが多いのだから、かなり快適。時折ベトナムの田園風景を眺めながら、読書やブログチェックに興じていると、色々と書きたいことも浮かんでくる。

作業するには向かないけれど、考えることはたくさんできる環境というものも時には必要なのかもしれないな、と思えてくる。

 

ベトナムバス旅行で面倒くさいもの

さて基本的には、満足なベトナムのバス旅なのだけれど、煩わしいものもある。最たるものがバスを降りた時のタクシーの運ちゃんたちによる猛烈な客引きだ。もちろん、バスを降りたらすぐにタクシードライバーが寄ってくるのは東南アジア旅ではつきものなのだけれど、ベトナムのドライバーときたらとにかくしつこい。

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バスの乗り換えのため、ホイアンで下車した時などは、あっという間にハイエナのように寄ってきたタクシードライバーたちに集られた。寄ってくる素早さで言えば、カンボジアのドライバーとどっこいな彼らなのだけど、とにかく断っても断っても寄ってくる。ハノイに行くから必要ないと断っても、近くを見せてやるからいいから乗れといってくるほどだ。

バス会社手配のバイタク、トゥクトゥクはほとんどない

基本的に東南アジアの場合、バス会社がバスターミナルからサービスで乗り物を手配してくれるようなことはない。あっても乗る時だけで、降りる時に寄ってくる相手はフリーのドライバーであるケースがほとんどだ。だからバス会社の関係者なのかと思ったりして、少しでも話を聞くような態度を見せると、彼らは逃がさないとばかりにすぐに数人がかりで囲んでくる。気の弱い人の一人旅の場合は、とにかく最初から耳を貸さないで毅然とした態度をとり続けるべきだ。

 

総合的に見るとベトナムバス旅はお勧め

 多少鬱陶しくなるようなことはあるとはいえ、基本的にバスを使ってのベトナム旅は満足は高い。特にホーチミンハノイ間であればどこでも乗り降り自由なオープンバスチケットもあるので、これを使えばホイアン、ダナンなど、ベトナムの見どころはかなり制覇できる。

ホーチミンハノイ行きのバスチケットは、オープンチケットで700000ドン程度から、時間がある人は旅行会社を何件か回って値段の交渉をすればもっと値引きも受けられるはずだ。今後ベトナムを訪れる人で、時間に余裕がある人がいればぜひバスでのベトナム旅をお勧めしたい。