タイで温泉巡り?パイにある自然温泉を訪れてみた
どーも、ゆーとです。
旅をしていて日本人が最も恋しくなるものってなんでしょう?
人?まぁ、これは人によりますね。家族と仲良しだったら家族が、友達多ければ友達が恋しくなる人もいるんでしょうけど、まぁ元々ボッチな僕にはあまり関係がない。
食べ物?これもまぁあるでしょうねぇ。
海外で食べられる和食のレベルときたらひどいものがありますし、ラーメンとか食べたくなりますねぇ。
ただ醤油などはスーパーなどで見かけますし、和食ブームを受けてクオリティはともかく、食べようと思えばお寿司なんかを食べる機会もあります。それにニュージーランドとかオーストラリアでも出前一丁とか買えたりするんですよね。案外なんとかなったりするもんです。
僕が思うに、海外に暮らしている多くの日本人が恋しくなるもの、それは
お風呂です
バックパッカーはもちろん、東南アジアなどではホテルに泊まってもバスタブがないことが多いのです。借りについていたとしてもだいたいがユニットバスですから、浅いんだよこの野郎となること請け合い。
僕の場合も、この2年ほどあまり風呂に入らない人が多いニュージーランドと、水不足でシャワーすら短くしろと言われるようなオーストラリアで暮らしてきましたから、とにかくお湯が恋しいんです。もう自分が臭い!あったかいお湯に浸かりたい!
そんな時、チェンマイの北の街パイに温泉があると聞きつけ、さっそく訪れてみることにしました。
パイ温泉へのアクセス
パイの温泉はパイの街から南に車で20分行ったところにあります。
歩いて行くにはちょっと遠いので、トゥクトゥクを使うかパイの街でバイクか自転車を借りて行かなきゃいけません。
僕はチェンマイから原付で来たので、パイではバイクを借りていませんが、この地域の他の街と違い、欧米人に大人気のパイでは比較的安い値段でバイクを借りることができます。
ざっと調べたところパイの中心街だと、24時間レンタルで100から200バーツくらいかな。
どこに行くにも便利なので、バイクを使うことに不安がないのだったら一台借りることをお勧めします。活動の幅が広がりますよ!
Captured by movie
お値段は高め、ゆっくりできるピクニックエリアもあり
バイクでえっちら、おっちら、ゾウとすれ違ったり、自転車に乗りながら女を口説くフランス人に進路妨害をかまされても挫けずに田園地帯を進むと、ようやく温泉に辿りつけます。
入場料金は観光客料金でお高めの300バーツ。メーホーソン地域には、結構ローカル向けの温泉があったりして、そこが40バーツから入れることを考えるとちょっとお高い。
ただ他の温泉は水温が結構低かったりするのですが、ここは日本の温泉と結構水温が近くていい感じ。
と言っても基本は川に温泉と水が流れ込むところに入るわけで、日本の温泉のようにきっちりとした温泉というわけでなく、どちらかというと自然温泉に近いですね。
源泉に近い上流の方は熱く、少しずつ川の水と混じり合う下流に行くほど温度が下がっていきます。温度表示などは結構適当。この写真の辺りだと、36度と言ってますが、絶対に40度を超えてます。
温泉に浸かるだけ、と考えると質の割に高いなーというのが正直なところなんですが、かなり大きなピクニックエリアがあったり、温泉たまごが売っていたりするので、お弁当を持参して健康ランド的に一日とか半日お風呂に入ったり、ダラダラしたりしながらすごすには結構いいのかな、と思ったり。
あ、ちなみに入るには水着がいるので、持ってくるのは忘れないように!
周辺地域も美しい景色の宝庫
パイの温泉に行く上で僕がオススメしたいのは、夕方頃に街に帰るような時間帯に温泉へ向かうことです。
パイの温泉自体は6時頃に閉まるのですが、その時間から街に向かうと、ちょうど田園地帯に沈む夕日を眺めることができるからです。
パイは正直なところ、何もない街なのですがタイの田舎町だとは思えないほどにヨーロッパや北米などからの旅人が多い地帯。
その理由にこの地帯の自然の美しさが挙げられるんですが、この田園地帯ではその理由の一端を感じることができます。
山々が赤く染まり、草原が黄金に輝く姿は息をのむ美しさ。
夕日を眺めていると、通りかかる旅人が次々とそのバイクを止めて景色に見入っていました。
故郷はもう遠いところにあるけれど、それでも故郷を感じられる瞬間はある。パイの温泉は自分にとってまさにそれで、日本とは違う形式ながらも、確かに日本を感じることができた。これでまた数年頑張れそうです。