世界遺産の街アユタヤを訪れて、鉄道使って安く行こう
バンコクは人々の欲望やエネルギーに満ち溢れていて面白い部分もあるけれど、その分そのエネルギーに当てられて疲れてしまう。
好きな人は好きだろうし、その理由もわかるのだけれど、僕にとっては見るものも少ないし好みの街とは到底言えない。二日も滞在しているとすっかり飽きてしまって北に向かうことに決めた。
最初の目的地はアユタヤ。世界遺跡にも登録されている遺跡群アユタヤのある町だ。
このアユタヤだが、バンコクから1時間ほどで到着できてしまう以外と身近な観光地だ。
そのためバンコク発の一日、半日ツアーなども数多い。
だが、このアユタヤ。実はかなり広く見所も多い。
特に歴史や遺跡、廃墟好きの人ならば見れるところも多く、夜はライトアップなどでその表情を変えるので、一日では不十分と言う人も多いと思う。
このアユタヤ。ツアーなどに参加すると結構値段がするものだが、自分で行けばそれほど予算は必要なかったりする。今回はローカル鉄道でアユタヤを訪れる方法についてまとめてみたい。
ローカル電車で現地入り
バンコク発、アユタヤ行き電車はHua Lumphong駅から毎日発着している。
朝一の電車は通勤時間と重なることもあり、駅構内が相当込むので実感としては9時か9時半以降に駅に行くのがベストのように思う。
Hua Lumphongの目の前までは地下鉄の路線が続いているので、駅へ行くのは地下鉄で行くのが最も分かりやすいだろう。
駅構内はラッシュ時を避けても結構混雑しているが
メインのチケットカウンターの左側に外国人専用のチケットカウンターがあり、こちらならほぼ並ばずにチケットを買うことができる。
運賃は15バーツ(45円)
同じ路線でチェンマイ行き高速鉄道も出ているので、間違って高いチケットを買わないようにしよう。
空調もないローカル鉄道に乗り込む。
日本でいういわゆるローカル鉄道と同じで席は決まっていないので、なるべく急いで席を確保。あとは40~50分ほどで目的地であるアユタヤに到着できる。
ローカルの鉄道に乗るというと、若干ハードルが高いように感じるかもしれないが、心配は無用。バンコク駅には日本語ができるスタッフが勤務しているし、英語も通じるので、バンコク市内バスのに比べてもよっぽどハードルは低いはずだ。
バイクや自転車でセルフツアー
駅前ではトゥクトゥクの運転手らによる熾烈な売り込み合戦を受ける。
値段によってはこれを受けるのもありだとは思うが、彼らの多くは日本語も英語も喋れないため、観光案内してくれると言っても一人とそれほどに大差はない。
僕の場合は、現地でバイクを借りて回ることにした。
免許を持っていない人は自転車を借りることもできる。例えば駅前すぐにある貸しバイク屋では、おおよそ一日レンタル(夜七時まで)でママチャリ50バーツ、マウンテンバイク100バーツ、原付200バーツと言ったところだった。
駅からバイクを借りてもいいし、
入場料は50バーツ
多くの遺跡は修繕費などのため、入場料を設けている。と言っても一箇所50バーツほど。どこも魅力的なので50バーツの価値はあると思うが、写真が撮りたいだけならば外からでもいいスポットはあるので、それを探してみるのも楽しいかもしれない。
遺跡周辺で働く人たちは観光客慣れしているので、タイ語ができなくても英語で十分にコミュニケーションはとれる。お土産屋などでは日本語で話しかけてくる店員も多い。
宿泊エリアはPa Sak Riverの内側で
一日で周りきれないと言う人の中にはアユタヤに宿泊しようと思う人もいるかと思う。
その場合はPa Sak Riverの内側にあるエリアに宿泊するのがお勧めだ。
現在の市街が少し離れたところにあるため、大型の宿泊施設なども少し離れている場合が多いが、その場合は遺跡のあるエリアから車で10分以上かかるエリアになることが多い。
川の内側のエリアの場合、レストランなどの選択肢は少なくなるものの、遺跡へのアクセスはよく、徒歩圏内になる。
と言ってもホステルの多くはこのエリア内に集中しており、一部のホテルもエリア内にある。
食事をするところは中心街に比べれば少なくはなってくるが、学生向けの安い店などもあるので、予算に制限がある旅人にはありがたいだろう。
アユタヤはバンコクに近く、好きな人にはたまらないお勧めエリアだ。
タイを訪れた際にはぜひ訪れてもらいたい。