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人生常に崖っぷち!世界を旅する系男子ゆーとの世界放浪ノマド奮闘記

ワーホリ後悔しないための目的作り

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海外というものがより身近になっていくのに伴ってワーホリで渡航する日本人も増えてきています。

 

でも実際カナダやオーストラリアでワーホリに来ている人を見ていると、中には満足いかないワーホリ経験をしたまま日本に帰国する人も少なくないというのも事実です。

 

オーストラリアにワーホリに行く渡航する日本人は1万人を超え、カナダでも年間の定員である6000人に達することが多くなりました。

 

1年間別の国で生活するのならば、その生活を充実したいものにしたいってみんな思いますよね。

 

 

今回はそうしたワーホリ失敗例を参考にして、悔いのないワーホリ体験をするための考え方について書いてみたものです。

ワーホリ失敗の実例

 

まず僕が実際に見かけた人の経験を元にしたワーホリ体験の実例を挙げてみます。

 

〜〜〜〜

OLとして働いていたAさんは27歳。

 

なんとなく続けている今の仕事に満足できず、学生時代から憧れていた海外での生活を実現させるためワーホリでカナダに行くことを決意した。

 

英語は不安があった彼女は留学エージェントに相談、彼らの勧めもあり行き先はバンクーバー。そして渡航後三ヶ月は現地での語学学校に行くことになった。

 

1年後英語がペラペラ になっている自分の姿を想像し、期待に胸を膨らませながら現地に渡ったTさんだったが、現地で待ち受けていた生活は期待とはほど遠いものだった。

 

語学学校のクラスメイトのほとんどが自分と同じようにワーホリに来た日本人。わずかにいる他の国からの生徒も中国や韓国からの学生たちばかりだった。

 

結果として授業時間以外は日本語を話すか、自分と同レベルの学生たちとの下手な英会話をするのみになってしまい。教師以外のまともな英語話者と話す機会はと言えば、ホームステイ先のオーナーくらいなもの。結局三ヶ月の学校の就学期間が終了しても英語の上達はごくわずかだった。

 

学校を卒業しても状況はあまり変わらなかった。語学学校時代の友人とシェアハウスに引っ越し、英語力の不足からようやく見つけた寿司レストランで働くようになった。

 

日本語で仕事をし、家でも日本語を使う毎日。気付いた時にはカナダに住んでいるのに、英語を話すより日本語を話している時間の方が圧倒的に長いという生活が続いてしまっていた。

 

それでも友達は増え、それなりに楽しい生活は続き、1年間は飛ぶように過ぎた。

 

しかし滞在期間が残りわずかになった時、Aさんは気付いたのだった。1年間近くカナダに住んでいて、彼女にはカナダ人の友人と言える人がいないということに・・・

 

そして上達しているはずだった英語すら、「会話できる」と言えるレベルにはなっていないということに・・・

 

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ちょっと極端かもしれないですが、実際にワーホリ体験がこのような感じで終わっているって人、結構見かけることあるんです。

 

もちろんこう言う生活の中で、うまいこと現地の人や、やはりワーホリに来たヨーロッパ人などの恋人ができて結果的にいい方に転がったというケースもなくはありません。

 

ただ同じことをしていてはこうなってしまう可能性は0ではないんですよね

 

 

「ワーホリに行った」だけでは有利にならない。

 

もちろんワーホリに来る理由はさまざまですから、さっきのような体験談が一概に失敗例であるとは言い切れないのかもしれません。

 

しかし僕のように旅に生きると決めてしまった例は別として、多くの人は、最終的には日本に帰って就職したり、復学したりなんて考える人が多いと思います。

 

こうした場合せっかくワーホリに行ったのだから、英語力を身につけて国際的な仕事がしたいとかいう人が多いんですが、例えば先ほどの事例のような過ごしかたをしてしまった場合・・・正直難しんじゃないかと思います

 

 

確かにワーホリ帰りの人というのは、日本人全体では少数派だとは言っても、オーストラリア単体でも1万人、カナダでも6千人くらいは毎年ワーホリに行っていますから、ワーホリ帰りの人は毎年2万人くらいはいるんじゃないでしょうか

 

それに加えて留学帰りやら帰国子女やらと、英語を使う仕事という小さなパイを奪いあうということになるわけですから、「ワーホリで海外に暮らしていた」という点だけではアドバンテージにならない。

 

なら本気になって、何か自分の売りにできるものを作らないといけない、ということになるんです。

 

語学学校はよく選ぼう

 

ワーホリに来る人って、絶対に英語学校に通わなくてはいけないと考えているんじゃないか

 

と思うくらい語学学校に通う人は多いんです

 

 

自分以外に英語学校に一度も行っていない日本人に会ったことって、今のとこ一度もないくらい(もちろん僕の場合、日本人に会うこと自体が稀って謂うのもありますが)

 

でも本当の所英語学校に通わなくてはいけないなんて決まりはないんですよね。

 

語学学校には日本人が多い

と言うより正直英語力を伸ばすのにワーホリ先で語学学校に通うことに関して、僕は否定的です。

 

ワーホリで人気のオーストラリアやカナダ、ニュージーランドの語学学校には驚くほどの数の日本人がいます。

 

僕の知っているニュージーランドクライストチャーチにある語学学校は、なんと在籍している学生の70%が日本人でした。

 

たとえ学生数全体から見て日本人比率はそれほどではなかったとしても、クラス分けの際にあまり英語がわからない日本人は一クラスにまとめられるというのもよく聞く話です。

 

 

現実的に日本人に囲まれた環境で、日本語を話さずに過ごすというのは難しいんですよね。

 

日本人に囲まれていると日本語を使うようになり、自然と日本人の友人が増えていく。

 

まさにAさんと同じパターンです。

 

もちろんこれはこれで楽しいとは思います。

日本では友達になれなかったようなタイプの日本人とも知り合えるし、異国での生活を共有できる友人は一生の友達になりうるかもしれません。

 

こんな環境でも自分で、友人の輪を広げたり、積極的に英語を話すために動ける人は英語も上達していくでしょう。が、そういう人ってそもそも語学学校どころか海外に出ていなくても英語は伸びていると思います。

 

「英語を学ぶ」ではなく「英語で学ぶ」も視野に入れる

 

語学学校のもう一つ問題点は、周りの英語レベルが低さがあります。

 

語学学校にいるのは、自分と同程度の語学力しか持たない人たちです。

 

自分と同程度の人と話していても語学というのはあまり上達しません。

 

もちろん使わないよりは、ずっとマシなのですが、それでもネイティブと同じ時間過ごすのに比べれば雲泥の差があります。

 

同じ学費を払うのなら、個人的には「英語を」勉強するのではなくて「英語で」何か自分の好きなことを学ぶのは非常に良い方法だと思っています。

 

ヨガでも写真でも何でもいいですが、自分の興味のあることに英語で挑戦してみる。

 

興味のあることなので積極的に情報を仕入れることになりますし、専門用語は共通していることが多いので、同じことに興味がある現地の友人を作ることもできる。

 

学費も語学学校に比べて安いことが多いので、個人的にはかなりオススメの方法です。 

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どうしても英語学校に行くのなら田舎を選ぼう

 

それでもやはり言葉に不安があるから語学学校に行きたいという人もいると思います。

その場合は田舎にある語学学校に行くことをオススメします。

 

田舎になれば一クラスの人数も減って、先生と話す時間も長く取ることができる可能性も高いですし、田舎に行くほど日本人は少なくなる傾向にあります。

 

いずれにせよ、日本で日本語で見つけられる語学学校は日本人の比率がどうしても高くなるのは言うまでもないですから、学校を選ぶ時は慎重に選ぶようにしてください。

 

 

大都市を避けてみる

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語学学校の話でも触れましたが、個人的には都会よりも田舎の方が特別な経験がしやすいと思っています。

 

大都市は確かに色々とすることがあります。

 

カナダやオーストラリアのような移民国家の大都市の場合、都市には世界の様々な地域から来た人が集っているので非常に多国籍な友人を作るチャンスでもあります。

 

しかしその一方でこちらからどんどんと他人と絡んでいけるタイプでなければ、同じ国籍や人種の人と固まりがちなのも事実です。

 

なのでもしあなたが、積極的に他人に話しかけられるタイプでないならばいっそ都会ではなく田舎に行ってみるというのも個人的には悪くないと思っています。

 

あなたはThe Asian?

 

というのも都会には日本人含めてアジア人はたくさんいますから、その中で存在感を出すっていうのは正直難しい。

 

でもアジア人がほとんどいないど田舎だと、日本人というだけでちょっとした有名人になることもあります。

 

僕はカナダではヨーロッパ系移民しかいない山間の村や、人口400人程度のファーストネーション(カナダのネイティブアメリカン)の村で過ごしたりしていましたが、数日もしないうちに町の人の多くが知っているThe Asianになっていました。

 

こうなるともう向こうからどんどん話しかけてきてくれますから、友人を作るのはすごく楽です。

 

カナダやオーストラリア、ニュージーランドは日本とは比べものにならないコネ社会です。現地人の友人を作ってしまえば、他のワーホリの人が付かないような仕事をツテで紹介してもらえることも多いんです。

 

カナダでいうと赤毛のアンの舞台であるプリンスエドワード島や、コロンブスより先にアメリカ大陸に到達したヴァイキングたちの遺跡が残るノヴァスコシアなど、変わった経験ができて日本人が少ない地域というのも多くあります。

 

田舎には都会に比べて数が少ないながらも、その分自分と似通った興味を持った他国からの旅人もいます。

 

彼らと仲良くなるのは非常に容易です。

 

どうせ海外に行くのなら、田舎で過ごすというの是非選択肢に入れてみてください。

 

 

英語は初めから渡航前に身につけてしまう

 

こんな言い方をしてしまうと身も蓋もないですが、現地での最も充実させる方法は何かといえば来る前からある程度英語を喋れるようにしておくことだと思っています。

 

の記事でも書きましたが、話すために必要な英単語というのはそれほど多くなく、文法に関しても複雑な文法は必要ありません。

 

最初から現地の大学教授のように完璧に話したいと思っているわけでない限り話すためのハードルってそんなに高くない。

 

僕自身は独学で英語を学習してから渡航しましたが

tabippo.net

独学に不安がある場合は、フィリピン留学など、マンツーマンで勉強できる学校などを検討してみるのも一つの手かもしれません。

 

 

英語ができると広がる可能性

 

初めから英語ができるメリットというのは多いです。英語ができれば友人を作るチャンスも増えますし、何より大きいのは仕事の選択肢が広がるということが挙げられます。

 

ワーキングホリデーで滞在している人ができる仕事というのは限られている、というのは事実ですが、だからといってオフィスで働く仕事や専門職つくことが不可能かといえばそんなことはありません。

 

通常海外就職をする場合、現地で仕事をするためにはビザを発給してもらわなければいけません。

 

ビザの発給には企業側にとってもお金も時間もかかりますから、仕事を得るために要求される経験年数などハードルが高くなってくるのも事実です。

 

ですがワーキングホリデーの場合、どんな仕事にもつけるオープンパーミットと呼ばれるビザになりますので、最初に仕事を得るのに必要なのは雇用主に「雇いたい」と思ってもらうこと、この一点で済むんです。

 

先ほど行ったようにワーホリ対象国はコネでのつながりが多い国が多いため、友人経由で未経験の職種につける可能性だってありえます。

 

実際に仕事をやってみて、認められれば多少コストがかかってもビザを出してくれる可能性もあります。

 

もし何かの専門知識などがあって、海外就職を視野に知れているのなら是非視野に入れたい可能性の一つです。

 

もちろん企業での就職に限らず、色々とできることは多いです。日本で保育士をしていた人ならネイティブの家庭でオーペアなどをすることもできるでしょう。

 

大事なのは本気になること

 

さて長々と書いてきましたが、ワーホリでの体験を無駄にしないために一番大事なことは本気になること だと考えています。

 

本気になって全力で取り組めるのならば、僕は一年間本気で遊ぶことだって可能性の一つだと思っています。

もし一年間ネイティブと毎日本気になって遊んでいたならば、帰国する時には英語はまさしくネイティブ並みと言えるレベルで上達していることと思います。

 

キャリアを積むにしろ、遊ぶにしろ、せっかく一年間海外に行くらからには充実したものにすること。

それが帰国後何をするにも大事になってくることなのではないでしょうか。

 

みなさんのワーホリライフが充実することを願っています。