ベトナムのWifi環境ってどんななの?
現在の旅人にとって、その国の通信状態っていうのは大きな問題。
WifiがなければGoogle Mapも、Google翻訳も使えない。
その日の宿やおすすめレストランを調べることも多いから、現地のネットの状況がわからないと旅行を始めるのは不安で仕方がない、という人も多いと思います。
というわけで今回は僕が現在滞在しているベトナムのWifiやデータ通信の状況について話していきたいと思います。
フリーWifiの充実度について
ベトナムのフリーWifi環境は、その数で言えば、むしろ日本よりもずっといいくらいと言っていいと思います。
おしゃれなカフェどころか普通の食堂でもフリーWifiを提供していたりするので、大都市圏ならネットが繋がらないという心配はほぼ不要です。
ネットがなければ適当なカフェにでも入れば大丈夫でしょう。
パスワードは超単純?
パスワードは大体壁か、メニューに書かれてますが、わからなくても心配は無用。
あんまりセキュリティとか考えないベトナム人でなのでパスワードは超単純。
123456789か987654321を試せばまず8割がたは使えちゃいます。
ダメだったとしても数字を8で止めるとか66668888みたいな。数字4つずつ見たいなのがせいぜい。適当に試したらパス使えちゃったなんてことも結構多いです。
バスにもあるフリーWifi
ちなみに驚くのは、ベトナム各地を移動する時に使う人が多い、高速バスやミニバンなどにもフリーWifiが装備されていることが多いこと。
通信速度は必ずしもいいとは言えないけれど、移動しながらWifiを使えるのが嬉しい。
バスで移動するタイプの人であれば、次の目的地に行くバスの中で、目的地での行動を調べる、なんてこともできるので超便利。
データ通信について
これだけWifiがどこでも使えるベトナムだけど、やっぱりデータ通信が使えるとだいぶ旅行も楽になる。
英語の看板がどこにでもあるタイやカンボジアとは違い、看板が基本的にベトナム語だけであることが多いベトナムでは、移動中に看板の意味を調べたい!何せお腹が空いても何を売ってるのか最初はさっぱりわからないのだ。
しかも今、タクシー運転手などをやってる40前後の中年男性あたりには、ほぼ英語さえ通じないことが多い。ぼったくりを避けたり交渉しようにもGoogle翻訳がなければどうにもならないのだ。
回線の速度について
スマホのデータ通信と言えば、タイではかなりのど田舎でも4G回線で繋がったのが印象的だったのだけど、ベトナムのデータ通信はさすがにそこまでよくはない。
2017年現在では、大都市でも3G回線しかなく、時々プツプツと切れるので回線はイマイチいいとは言えない。
使えるエリアは広い
それでもカバーされているエリアは結構広いので普通に使う分には問題ない。
というかこんなど田舎でもデータは使える。
少数民族が民族衣装を着ながらスマホをいじっていたりする光景は結構シュールだ。
ベトナムの三大通信会社
ベトナムには基本的に三つの携帯会社がある。
それが
- Mobifone
- Vietel
- Vinaphone
の三つ。
三社の特徴
この三つは日本のドコモ、Au、ソフトバンクの関係生徒はちょっと違い、得意なエリアが異なっていたりする。
ハノイなどのある北部ベトナムではVietelが回線状態が良く。
南に拠点を置いているため、ホーチミンなどではMobifoneの方が評価が高い。
Vinaphoneはどっちつかずの印象が強いけれど、実際使ってみると使っている人が少ないためか、回線が遅くなることは少ない。
ちなみに僕が使っているのはVinaphone、上記の写真は北部ベトナムですが、上のような環境でも繋がるわけで、それほど問題ないと言えます。
料金について
現在僕の使っているVinaphoneの場合、2017年現在でSIMカードが70000ドン(350円)、データ通通が1.5GBで50000ドン(250円)となっています。
一応価格は各社違っているけれど、価格差としては微々たるもの。
この前後の価格帯に収まっているなら、別にボラれているわけじゃないと考えてもいいと思います。
ちなみにタイなどでは飛行場でSimカードを買うのもいいアイディアなのですが、ベトナムの場合、飛行場で売っているSImカードは観光客向けに高くしてある場合が多いようです。
空港にもフリーWifiはあるので、よほど不安な場合を除いで、街に出てきてから買った方がいいでしょう。ちなみに、僕が空港で売りつけられそうになったSimカードは20万ドン(1000円)でした。
Simカードの買い方
ホーチミンやハノイなどの大都会でなくても、人口数千人の街になると携帯電話を取り扱うそこそこ大手の家電量販店が進出してきています。
ものがそこそこいいだけに価格帯も少しお高めにはなってきますが、それでもこの手の店なら個人商店のようなふざけたぼったくり価格を提示されることはまずありません。
ただこの手の店であっても、店員にはちょっとした単語以上の英語が通じることはほとんどないので、ベトナム語を交えつつ、ボディランゲージででお願いするのが基本になると思います。
買う時に使えるベトナム語
シムカードはベトナム語ではシムになるので
"Toi muon moa sim"(トイ ムゥオン モア シム) 訳 Simカードが買いたいです。
とベトナム語に挑戦してみてもいいです。
ただベトナム語は発音によって意味が通じなくなってしまう言語なので、むしろスマホを指差しながら
シム!シム!
と連呼する方が通じるかもしれません。
データが使いたければ3Gを意味する
ハイ ガー!
と言えばチャージもしてくれます。個人商店でやると面倒くさそうな顔をされるので、やはり大手のが使いがってがいいですね。
まとめ
ベトナム人のスマホ大好き、SNS好きと相まって、速度こそ遅いものの、使えるエリアは広く、ベトナムでのスマホの使い勝手はさほど悪くない。
何より特徴なのはその費用の安さ。
SIMフリーのスマホさえ持っていけば、600円ほどで一ヶ月間データが使えてしまう。
この値段の場合使えるのは1.5GBほどだけど、フリーWifiも豊富にあるので、不足することはほとんどないだろうと思います。
ポケットWifiなどを用意していくのもいいですが、値段的には圧倒的に高くなります。
空港から宿に行く、この最初の部分さえ乗り切る自信がある人はSIMフリーの携帯を用意して、現地のSIMを購入することをお勧めします。