なぜ僕はタイでチャレンジしたい人に向いていると考えているのか
ぼんやりFacebookを眺めていたら面白い記事が流れてきた
熱中して働くならタイへ!タイで若者が働くべき3つの理由 | ANNGLE
短い記事ながら、思わず読みながらウンウンと頷いてしまう。
昔は夜の街の国というイメージが強すぎて、行くのを避けていたタイだったのだけど、実際来てみると多くの人を惹きつけるだけの魅力とメリットがある国だと気付くことは多い。特にこれから自分で何かして行きたい人にとっては、現状一つの答えなのではないかという気さえする。
今回はなぜ若い人にタイをお勧めしたいのか、話していきたいと思う。
発展具合と物価が奇跡のバランス
タイの魅力。これはまず発展と物価のバランスにある。
タイの発展具合は東南アジアの中では頭一つ抜けている。インフラ、衛生、医療。それでいて物価は他の国に比べてもむしろ安いくらいなのだからたまらない。
シンガポールはポイ捨てや信号無視などルールに世界一厳しいと言われるだけあって、確かに清潔さなどではタイを上回っている。でもとにかく高い。
先進国的な恩恵を享受しつつ、途上国並みの生活費。これはすごくないですか?
交通網がスゴイ
例えばバンコク市内であれば公共交通期間が発展しているから、町で暮らそうと思うなら自家用車もバイクも必要ない。スカイトレインとかは少し高めだけど40バーツ(120円くらい)で済むし、ローカルバスや路線ボート(市内の小さな川やチャオプラヤ川などを回るもの)なら10バーツ(30円くらい)だ。
ちょっとフラっと旅に出たいと思った時も、移動はしやすい。他の国だと町と町の移動にはバンしかなかったりするが、例えばバンコクからチェンマイであれば電車にバスに、飛行機にと選り取りみどり。東南アジアだと遅れがちな公共交通機関だけど、ほとんど遅れることないし、あっても許容範囲。
都市で生活するにも、フラっと国内旅行に行くにもとにかく予定が立てやすい!
高速データ通信網がスゴイ
出先で仕事しようとか考えると、どうしても必要になってくるのがネット回線。これなんかはやっぱりタイは一歩抜けてるなと感じます。街なかのフリーWIfiスポットの充実してるし、何よりデータ通信なんかも行き届いてる。
タイにいる時、Mae Awというタイ北部の超ど田舎の村に滞在したことがあるんですが、こんな山奥の村でも4Gが繋がっていました。この村は二次大戦後にミャンマー側から国境を越えてタイに居ついた中国系の国民の村で、ミャンマー側に行くにも、タイ側に行くにも不便な孤立した小さな村。
日本なら携帯の電波すら入らなそうな小さな村なんですが、この街で4Gが繋がる。
多分タイは急激な発展に伴って、3G回線がなかった村に一気に4G回線を設置したんでしょう。セブンイレブンもない、こんな村の湖のほとりでIphoneでデザリングしてネットに繋いでいると、自分は世界と繋がっているのか取り残されているのか。どこか不思議な気分にさせてくれます。
これがラオスとかだとこうもいかない。どこかに腰を押し付けるにしても、ノマドタイプとして頻繁に移動するにしても、とにかくこれはメリットです。
物価が安い
そして何をおいてもとにかくタイの物価は安い!
ネットを見ているとタイの生活費が一月10万、15万くらいの生活費がかかるという人もいますが、それは日本の物を食べて、日本でするような生活をすれば、のこと。日本食は全部輸入になるから、日本で食べるよりちょっとだけ安い程度か、下手をすると高くなってしまうんだよね。
現地向けのお店で焼きそば50円から!?
でも現地の人と仲良くなって、彼らが食べるようなお店で食べると、これは本当に安い。今までで一番安かったのは、チェンマイの北の街、パーイで見たタイ焼きそば一杯15バーツ。日本円で言えば50円を切ってきます。
タイより高い周辺国
タイの周辺国ラオスやカンボジアなどはタイよりずっと貧しい国だからそっちの方が物価が安いのではないか、と思う人もいます。でも実際は逆。タイの周辺にある国はむしろタイより物価が高いんです。レストランなどで言えば、ビール(なぜかラオスとカンボジアでは安い)を除けば大体タイの1.5倍くらいになるイメージ。
これはタイが何でも自国で生産できるような形で発展してきたから。ラオスやカンボジアは物資を輸入に頼っているからどうしても高くなるんですよね。
精神鍛錬になる
そして最後に精神鍛錬の部分。
タイはアジアでも有数の観光大国。食べ物、リゾートから夜の遊びまで娯楽がいっぱい。そんな環境に身をおいて仕事にコミットをすることで、自律心を鍛えることができる。将来自分のビジネスを持つことを志す人にはおすすめ。
これなんですが、まさしくこの通りだと思っているんですよね。
いや自己啓発みたいなことを言い出すつもりはないんだけど、この手に入れようと思えば何でもリーズナブルに手に入る環境というのは、結構曲者です。
と言うのも、タイはとにかく誘惑は多い。さっき言ったようにとにかく何でも安いから、食欲にせよ、物欲にせよ、満たそうとすればすぐ必要以上に満たせちゃうんですよね。
でもその結果はダイレクトに金額として表れます。
例えば僕は、食事は腹7分目で抑え、酒もタバコも吸いません。
だから生活費はそれこそ4万程度で済んでしまうことも、珍しくない。
けど誘惑に負けて豪遊でもしてしまえば、すぐに2倍、3倍と行ってしまうでしょう。
まとめ
2016年の現在。タイは物価が安く、インフラが整っているという奇跡的なバランスを維持しています。
今社会が不安定な状況に陥っている中で、誰かに使われるだけじゃない自分で自分の生活を築いていくそんな生き方をしていきたいと思う人も多いと思う。
今のタイは、そういう意欲にあふれた人が、コストを抑え、学び、チャレンジするのにはメリットの多い国です。
コストが安い分、ダメになってしまうハードルも低い。
成功している人も、そうでもない人もいろいろ見るでしょう。
だからこそ自分自身で自分の人生をコントロールしようとする人は一度は試すべき国の一つ。
僕はそう考えているんです。