ベトナムビザを所得する時に気をつけたいこと
世界に国は数あれど、避けて通れないのがビザの問題。いくら行きたいと思ってもビザを持っていなければ国境を越えることはできないんです。しかしありがたいこと日本人がビザ無しで渡航できる国は170国。世界でも4番目に強いパスポートを持っています。
実はベトナムもそんな国の一つです。観光目的、業務目的であれば15日間以内ならビザの所得は必要ない。しかしもっと一国を知ろうとすれば15日では足りないのが事実。今回自分はベトナムで長期滞在を控えているため、ビザの所得が必要になってしまったんですね。
ビザ無し入国の必要条件
さてベトナムのビザなし入国にはこんな条件があります。
- 観光・業務での滞在が15日以内
- 前回のベドナム出国から30日以上経過していること
- 出国のためのチケットを所持していること
の三点。うーん、15日だけ…。カナダなんか、ビザなしでも日本人は半年滞在できたりするのになー、ラオスもベトナムも基本15日だけとは東南アジアはどうもケチくさい。どーんと6ヶ月くらいくれればいいのに。その方がみんなお金落とすと思うんだけどね。
ビザがいる人いらない人
つまりベトナムに行きたいという人の中で、ビザがいらない人は以下のような感じの人ということになります。
これはあくまで例ですがこういう予定にしている皆さんはビザはいりません。一般的な観光ツアー。長期滞在の予定がないバックパッカーなら特に問題ないってことですね。いますぐこのページを閉じて荷作りを開始していい。ただ一度出国すると30日の間は再度入国できないので
なんて場合はベトナムに戻れるかどうかはちょっと不安。ただ大使館のサイトには
とあるので、一応は大丈夫なはず…
とはいえこれは特例措置なので、どの程度適用されるかは保証の限りじゃない。
一旦日本に帰って、またすぐベトナムにトンボ帰り!なんてしようとしたら国に日本に送りかえされるのは確実なので注意が必要ですね。
ビザランはできない
何れにしてもお隣の国ラオスもビザなし滞在は15日までですし、カンボジアも入国にビザが必要なのでタイ、ラオス間みたいなビザラン*1は難しそう。長期の滞在を考える場合はビザを取った方が良さそうですね。世知辛い…
ベトナム観光ビザの種類
さて観光の場合、ベトナムビザは
- 観光1ヶ月シングル
- 観光3ヶ月シングル
- 観光1ヶ月マルチ
- 観光3ヶ月マルチ
にわかれています。
僕の場合、今回のベトナム滞在は最低でも1ヶ月以上に滞在になるので3ヶ月一択。問題はシングルかマルチかということになります。
マルチとシングルの差とは
さてこのシングルとマルチにどんな差があるかと言えば、これは入国回数です。つまりシングルは一回の入国だけしか使えないんですが、マルチだと複数回の出入りが可能。例えばシングルの場合3ヶ月のビザを取ってベトナムに入国していも、1ヶ月半でラオスに入国してしまえば、もうそのビザでの入国はできない。残り期限は無駄になってしまうということです。
かなり高いマルチエントリー
じゃあマルチでいい、かと言えば…これが…高いんですよね、3ヶ月マルチ。
値段は申請する大使館によって多少は異なりますが、シンガポールのベトナム大使館で請求されたのは、シングル150ドルに対し、マルチ3ヶ月300シンガポールドル!なんと倍です!倍!ちなみに300ドルあれば僕なら3週間は生きていけます。ひどい!横暴だ!
…散々悩みましたが、今回は長期滞在。年てラオス側への短期出国があり得るのでマルチ3ヶ月を所得することに…痛いなぁ…
ビザ所得の手順
さてビザ申請だけど、所得の方法としては今回の僕が行ったような直接大使館を
訪れる方法と、郵送での申請とに分かれているらしい。一応オンラインの申請フォームもあるにはあるんだけど、手書きしなくていいというだけで、結局はプリントアウトして郵送しなければいけないらしい。どこの国もお役所なんてそんなもん。それ、あんま意味ないじゃん。
通常1週間、最速1日
というわけでとりあえず大使館なら申請用紙も館内にあるから、直接行ける人は直接行くのが一番手っ取り早いです。とりあえず申請書類と、パスポート、写真、申請代金を持っていけば申請できる…が自分の場合、写真もお金も持って行っていなかったが「受け取る時に持って来れば大丈夫」とすんなり受理された。基本的にビザ発給までには1週間程度かかるらしいので、余裕を持って申請するのがいい。追加料金払えば1日でビザを発給してくれるエクスプレスエントリーってのもあるようです。
ビザ申請費用について
ビザ申請費用は、同じビザ発給内容でも申請する大使館によって多少値段が変わってくるようで、3ヶ月シングルビザはシンガポール大使館で50シンガポールドルだったが、ラオスのヴィエンチャンで値段を聞いた時は80USドルだった。為替差を考えてもラオスで申請した方が若干安い。まぁ、この変は変動するかもしれないけど。
アライバルビザについて
ベトナムのビザにはもう一つ到着時にビザを申請するアライバルビザっていうのがあって、Google検索するとこのアライバルビザの申請に必要な招待状を発行するという会社なんかも見つかる。
駐日ベトナム大使館のサイトをみると到着ビザ所得の条件として
到着ビザ申請: 法律によって下記の場合において、国際空港などにて、到着ビザ発行を受けられる事になる(ベトナム入国管理局によって承認書が必要である):
(i) ベトナム入国ビザを発行するベトナム大使館、領事館が不在の国から入国してきた外国人
(ii)多くの国を連続的に経由してベトナムへ入国してきた外国人
(iii) ベトナムに会社のある国際旅行社が実施する政府主催ツアー、プログラムに参加する目的で入国する外国人
(iv) ベトナムの港に停泊している船舶の船員で別の港から出国する必要がある外国人
(v) 親族の葬儀参加あるいは重篤の見舞い目的の外国人
(vi)緊急事故、救助隊、レスキュー隊、災害防止、疫病対応など、ベトナムの行政機関より要請を受けた場合の入国する外国人。
のような内容が挙げられているが、このうちのどこに含まれているかは不明。
もともとベトナムのアライバルビザ申請に関しては結構評判が悪く、現地で賄賂を要求をされたなんて話も聞きますし、空港での追加料金も発生するようです。どうせビザとるなら行く前に取った方がいいでしょうね。その方が安いですし。
まとめ
さて今回のベトナム、社会主義国ということでちょっと構えている部分もあったのだけど、とりあえず入国に関しては普通の人はあまり心配しなくてもビザなしで入国しても良さそう。
ただビザ無しで30日滞在できるタイとは違い、基本が15日なので少し長く滞在したいとなると、やはりビザの申請が必要となる。
またビザを申請する場合は、日程はきっちり決めていかないとダメということもあり、その辺はめんどくさく感じる部分もある。
ただ申請自体は簡単で英語ができない人でも問題なく申請できる。
不安なまま現地に旅立たないように、きっちり準備してから出かけるようにしましょう。